犬島へ
前の日はうどん県民にエスコートされ夢うどんタイムを満喫
次の日早くからフェリーにのることを伝えると朝からいけて徒歩圏内のうどん屋さんを数件紹介してくれたうどん県民。大好き。結婚してくれないかな(本音)
しかし、ビジホの前のカフェがなかなかに感じ良かったのを見てしまっていたので、うどん県民の御厚意をあっさり反故にしてうどんを食べずにカフェへ
でもねーやっぱりここよかった。私のお洒落なだけじゃないカフェアンテナは冴えてた。カフェラテをお願いしたらお姉さんが豆の特徴を説明しながら渡してくれたんだけど、その通りにほんのりいちごジャムっぽい甘い風味がした
しっかりパンとゆで卵が150円でついてくるのは高松価格だと思う。
ゆで卵ちゃんと剥いてくれてた。きっとおじいが多いんだと思う。(うちの祖母の喫茶店もおじいがゆで卵むいてーって甘えてくる)
帰りは岡山側から帰るのでフェリーのる前にお土産を買い占めて、久しぶりだった高松にさよなら。
次は北浜アリーのUMIE行きたい。いっかいでいいから海沿いにあるラブホ街にしけこんでみたい(夜になるとめっちゃびかびか綺麗)
高松港から豊島行の高速船。
天気も良かったからとりあえず室外ベンチに座ったら風がきついわ、波が掛かるわで動けず地蔵になった。でも天気は良いし、波も見てて飽きない。ずっと見てられる。
エンジンがうるさくて聞こえないだろうから、小さく歌いながら波と空と島々を満喫。
直島経由で豊島到着。乗り継ぎまで55分待機
豊島広いし、美術館までいかなくてもいいかなーとぶらぶらしていたら不自然な煙突発見
こちらだけ別料金で鑑賞できたので入館
部屋全体を赤く塗りつぶしてるように見せつつ、自然光が入るガラスを赤くしているだけ。本当はほんとに赤くされているものは一部のパーツだけなんだと思う。
自然光を取り入れたインスタレーションはその作品に「今日、この時間にしか見えないもの」って付加価値をつけてくる。
ずるいけど大好き。自分がこの場所にいれることや時間の経過にたいして自然に感謝の気持ちが湧いてくる(芸術鑑賞中は感受性濡れ濡れずぶずぶなのですぐ泣く)
豊島は道と花壇の境目があいまいで道端に色んな花が咲いていた。
地面も昔の小石が詰まってるやつで、こけて擦ったら痛いやつ。
豊島から更に船を乗り継ぎ、やっとお目当ての犬島へ到着
煙突の見えるほうに歩いていくと、先に海沿いに並ぶ大きくて黒光りしたレンガの空間が待ち構えていた。
海に向かって船や荷物を出し入れしやすいような形状になっていた。
嬉しすぎてちびりながら犬島精錬所美術館の中へ
ヒーロー乾電池という作品が建物全体を使って表現されていたんだけれど、これを自分一人だけで体感できたのは得難いことだと思う。胎内拝観みたいに暗闇の中を進んでいく。正直なかなかこわかったけどねー。現代アートは体感したもんがちだし、人工物から恐怖を得られるのは気持ち良い。
美術館を出てからは家プロジェクトという島内に点在する作品を見に行かなきゃならないんだけど、精錬所跡が良すぎてそちらの探索メインの行動に。
一番小高い広場に出ると、煙突が5本ありましたよもう。
ここからは発電所跡になるらしいかなり形が残ったレンガ造りの建物、海、隣の島々が見えてるし空青いし、先に来ていたおばちゃんたちがどっかいってから手を合わせました。祈りたくなるほどきれいな場所。
そこからおばちゃんについていったら発電所跡に降りることができて巨大な煙突を近くから見ることができました。井戸っぽいのはたぶん煙突跡
その後も家プロジェクト見に行きましたが、自然や住んでいらっしゃる建物、作品有無関係なく素晴らしい島だった。
元消防署からブラザーミシンとjukiミシン発見。糸も新しそうだし、まだ動くと見た。
郵便局があったので、ともだちの子供に桃太郎のはがきを送った。
帰路は犬島から豊島経由直島
直島から宇野へフェリー移動。
宇野から一時間1本のJRで岡山駅。そこから新幹線
帰りの新幹線では岡山地ビールと岡山のイチゴを使ったケーキで晩酌。
前の晩にうどん県民と飲みながら、新幹線でのビールはさすがにおっさん化への最後の砦になってる気がしてさすがにできないんだよねーといわれて「そうですよねー」と答えたけど嘘。
むしろ新幹線酒できるようになってめっちゃ楽しんだよなーと思いながら猫被ってしまう自分の心根ってなんだろうかと考えしまう。
結局犬島から自宅までは5時間ほど。瀬戸内は近い気がしてハードル低いんだけど実質時間かかる。