咳をしてもひとり
有休消化中で家にいることが多い。
いやな節約として人と約束しない手段を選んでいるので、まあひとり。
普段から友だちと長電話をしたりもしないので、自分の考えがあぶり出されてくる。
望んだ休日なんだけど、身体に悪いなーと贅沢に噛み締めている。
次の資格の勉強ももちろんしないといけないので教科書をひらくけど、じしゅうむずかしい。脳みそすべるすべる。
仕事が変わることが固まったあたりで共通の趣味があることがわかり、新しく友だちができた。
仕事の手が空いた時にきゃっきゃうふふ話をしたりする。たのしい。
自分が手放そうとしている今のわたし自身の重さを痛感する。
まわりの環境があって、今の私がいる。
ここから脱出したくてたまらなかったけど、色んな人にがんばってたよね、なんていわれてしまうとこれから先のひとりみの寂しさに妄想が捗る。
次の場所でも私大丈夫かなー?て無害な友だちにきくと、あなたのキャラクターがあるなら大丈夫だよーと答えてくれる。
言わせたみたいでごめんね、といいながら絶対褒めてくれる言葉は嬉しい。
こんなもんじゃないはず。
家族の形が変わらずこの年齢まできたわたしには、もっともっと身を切るような別れもこの先わたしには待っているはずだ。
それでも、今の楽しさがあって随分昔にくらべると私は幸せものだと思う。
この職場に来る前の、不安定で自分勝手な自分。いまも根本は変わらないし、20代後半からの不安要素は変わらずパートナー見つけられてなくてお金もないけど好きな人や好きなものはどんどん増えてる。
目先の寂しさに殺されず、それを大事にして、自分も大事にして新しい仕事も年齢も重ねていけますように。