1週間
新しい仕事になって1週間過ぎてしまった。
物も時間も変わったことが多い。先月までの自分はどっかに置いてこられた。
前職で仲良くなった人たちとのグループラインがぴこぴこ賑やかな頃、私は午前中の仕事が終わろうとしている。きっとあちらは仕事前なんだろう。
物理的に家と職場の往復なのでだらーんとSNSみたり、音楽を聴くタイミングが薄くなってる。
出てる漫画もたくさんたくさんあるんだろうけど、読む時間と気持ちが作りにくい。
趣味からはなれてしまった寂しい話みたいだけど、漫画はもっともっとひとりで辛い時に助けてくれる友人だし、1ヶ月位で前と似たようなテンポの生活に戻るので今はなんか出来てしまった距離感をそのままにしておく。
仕事は予想以上、読みが甘かった。
やることが多く、全然間に合わない。
間に合わない部分も確認出来るように準備してたら大丈夫!と自分は責めない程度に背脂がのっている年頃だ。
打ち合わせが増えてきて、決めることが多いが今までの社会人生活でこんなに会議に出たことなかった。
変な夢だが、会議にでたかった。
目立ちたがりの私はあーだこーだをきいたまとめたり話したりする会議が好きだしでたかった。去年の自分に、毎日会議ざんまいなことをドヤ顔で教えてあげたい。
周りに高い建物がなく、私の居住地よりさらに何もない地域。帰り道の夕日空が綺麗で、毎日色が違う。
カーステから銀杏ボーイズを流しながらの帰り道は、環境が変わったぎこちなさ、すきな人に会えない寂しさに自慢して返したくなる時間だ。
大丈夫だけど、大丈夫じゃないけど、大丈夫。
明日は早起きして仕事前の日本橋でポケモンいっぱい捕まえるぜ。
物を売る仕事をしている
物を売る仕事をしてる。
学生時代やってもやっても就活が上手くいかなかった。
自分のやりたいことがはっきりわかっていなかった。
自分の気持ちとのぎりぎりのつながりを探り、作りたいものがある人のサポートができると考え手芸屋さんで働いた。
物を作りたい人のわからないことや理想を共有して、一緒に実現していくことはやりがいがあってすごく楽しかった。
お店に頻繁に来る人の中でも物作りで自己表現したい人はいて、そういった人とのやりとりは面白くありつつも何がしたいのかよく解らず面倒だった。
自分の学生時代も他人からはこんな風に見えていたのだと思う。
そりゃ就職きまらんがなと反省することができた。
やみくもにやっていく中で、店頭で困っている人と話すことに一番のやりがいを感じるようになった。
しかし、人手不足の手芸屋さんはやることが多く社員は雑務に追われた。
仕事をまわすことにいっぱいいっぱいで、自分がゆっくりとお客様と会話する時間はあまりとれなかった。
様々なことを考えて仕事を辞めるとき、このお店でやれなかった「接客」をしっかりできる業務につきたいと思った。
人手が足りてないと古い友人に紹介された今の会社に入った。
素材を扱っていたから知識はあるだろう、という点と店頭業務経験を踏まえての縁故採用だったと思う。
しかし、販売する商品の値段は以前と桁違い。
店頭にちまちまと並べた商品をお客が勝手に選んでレジに持ってきてくれるのではなく、こちらからどんどん声を掛けて商品をおすすめしていく。
全くやったことがない。私はかなりの期待外れ販売員だったと思う。
最初はなんて声をかけていいかわからなくて、やみくもに商品のことをべらべらはなしていた。
若干緊張して声を掛けてくる販売員なんて、気持ちが悪い。
話したら売れる魔法の言葉みたいなのを探してた。
自分自身もお店で販売員に声を掛けられるのが嫌いだし、こんな金額の大きな商品一回目の来店で購入するわけがないと本気で思う。
矛盾と緊張でずるずるになり、20代後半の情緒不安定販売員はどんどん深見にはまっていった。
わかりやすい転機があったわけではない。
自分がやられたら嫌なことはしない。
良いことも悪いこともしっかり説明し、その上でお客様に商品を選んでほしい。
それを自分との約束にして、声を掛け続けた。
そうすると、困っている人は打ち明けてくれた。
悩みや疑問について、しっかりと答える。
その答えの中に、少しでも私が嫌でないのであれは私のおすすめを試してみませんか?という提案をしてみる。
こんなことをぐるぐるくりかえして、ある程度面の皮の厚い30代販売員が出来上がっていた。
私はたぶんこの販売員さんなら嫌いじゃないと思う。
最近、入社したころの私を遠くから見ていた人と仲良くなり昔の印象を聞いてみたら
すごい神経質そうにみえていたと教えてもらえた。
今はよく笑っているし楽しい人にみえるとも言ってくれた。
あと1日の出勤で今の会社が終わり、新しい職場へうつる。
退職が決まってから休みが増えて仕事から離れ、よりぼんやりとした販売員になってしまったけど欲しいものを探している人と話すのは楽しい。
あと、若いおにいちゃんと会話することも減るんだろうなーと思うと寂しい。
色々寂しくて、それを誤魔化すために適当なことばかりしゃべっている。
最後の日は誤魔化しきれないんだろうなーとも思うけど、入社してきたばかりの自分と比べると寂しさなんて可愛らしいもので、ずいぶん果報者だと思う。
動かした身体の分だけ、新しい場所へ根を下ろせるように生きていくぜ。
モーニングコーヒーのもうよ
部屋のクーラーが古く、毎朝寒かったり暑かったりで早く起きてしまう。
そろそろ今の職場での勤務も終わるし、近くの行ってみたかったお店なんかないかなーと思ってたんだけど、
そういえば昔からよく行く喫茶スワンのモーニング食べたことないな!と思い立ち、早起き1時間早い電車に乗ってきました。
喫煙ができる大阪市内の喫茶店はタバコを吸う人のオアシスで、こちらも入り口付近は喫煙席
禁煙席は二階の奥
誰も座っていない
夜遅くまでやっている喫茶店なので、近くにある高校の同窓会の締めはなんやかんやいつもここだ。
今の職場になってから仲良くなったことも休みの合間にお茶しに来たし、
ほんとに最近知り合った東京のお客さんとも一緒にみどりのゼリーを食べた。
ひとりでの来店は初めて
ここでこうしてると、待ち合わせで誰か友だちやら会社の人やらが迎えにきてくれそうな気がする。
勝手にちょっとさみしい。
もちもちしたバタートーストを食べながら考えていました。
ほんとのちひろさんカレー
ぽっこり暇なんだけど、お金かけずに自分にたのしいことしたいと考えあぐね、
たまに作っているスパイスカレーを作ることにした。
家族の晩御飯をかねて作るとあんまり辛くできないので、今日は自分の好きなだけ唐辛子やカンエンペッパーを入れてみる。
主に使うのは、クミンシードとカルダモン、ターメリックだけど、去年からのスパイスブームでちょこちょこ溜めてしまったスパイスも使ってしまう。
レシピはちひろさん6巻に出てくるチキンカレー。
主に使うのは、クミンシードとカルダモン、ターメリックだけど、去年からのスパイスブームでちょこちょこ溜めてしまったスパイスも使ってしまう。
マスタードシードは漫画にはないスパイス。入れてみる。
ショウガを使い切りたいので、レシピよりかなりしっかり入れる。
フードプロセッサーがないので、ミキサーに少量の水を入れて回す。
人力ですり下ろそうとすると、指がしぬ。
はじめはスパイス真っ黒に焦がしたテンパリングもまあまあ慣れた。
温度の上昇が怖いから、油が温まる前にスパイスを入れとく。
マスタードシードの入れ時がわかんないけど、シードだからここらへんに入れとく。
原型のままのスパイスはテンパリングの時に入れて油で香りを出す。
粉末になったスパイスは料理の途中から入れる。そう習った気がする。
玉ねぎ4個分のみじん切りをどさっといれる。
最初は焼いても焼いても水分はなくならないから、鍋を放置したまま洗い物とかしてる。
顔面汗だらけで中華鍋がんがんいくの、嫌いじゃない。
玉ねぎデトックス。
チャオの火力で30分しないうちにそれっぽくあめ色が出てくる。
ほんとはもっと焼かないといけないのかなーと思いつつも、これ以上やると焦がしそうなので引き上げる。
炒める→野菜の水分を飛ばす作業なんだなーとしみじみ。
玉ねぎがいたまったら、あとはわりと流れ作業。
ニンジンとショウガをミキサーにかけたものを一緒にする。
バターもこってりはいる。
今回「自分の好きにつくるカレー」がテーマなので、鶏肉でも好きな鶏皮とせせりをチョイス。
鶏皮は先にパリっと焼いたのを食べたながら作業したので、ずいぶん減ってしまった。
スパイスやらトマトやらをいれて20分程度煮込めば完成。
今回は鷹の爪、普段入れないカンエンペッパーもしっかり入れた。
ほんとはカレー、ルーだけで食べたいねん。
ごはんおいしいけど、いらんねん。
いつもニンニクや辛味を抑えて作ると野菜の存在がすごい煮物っぽくなるんだけど、
今回にんにくやら辛味をだしたら、なんかすごいおいしい!
辛味はやっぱり料理の味を引き立たせるのに、ひつようなんだな。
漫画の中でもちひろさんがにやにやしながら作って、私だけのカレーって嬉しそうに食べてたけどこんなおいしいならそうなる。
スパイス料理はスパイスの量を同じにしてもその日次第で辛味も旨味も代わるってインド料理の先生が言ってた。
今回は辛味があっての味・大勝利だとは思ってるけど、案外そうでもないかもしれないなーとも思いつつ、またスパイスを買い込みます。
自由や自分に向き合ってしなやかに、健やかに、でもめんどくさいちひろさんに思いをはせながら、たのしい時間でした。
咳をしてもひとり
有休消化中で家にいることが多い。
いやな節約として人と約束しない手段を選んでいるので、まあひとり。
普段から友だちと長電話をしたりもしないので、自分の考えがあぶり出されてくる。
望んだ休日なんだけど、身体に悪いなーと贅沢に噛み締めている。
次の資格の勉強ももちろんしないといけないので教科書をひらくけど、じしゅうむずかしい。脳みそすべるすべる。
仕事が変わることが固まったあたりで共通の趣味があることがわかり、新しく友だちができた。
仕事の手が空いた時にきゃっきゃうふふ話をしたりする。たのしい。
自分が手放そうとしている今のわたし自身の重さを痛感する。
まわりの環境があって、今の私がいる。
ここから脱出したくてたまらなかったけど、色んな人にがんばってたよね、なんていわれてしまうとこれから先のひとりみの寂しさに妄想が捗る。
次の場所でも私大丈夫かなー?て無害な友だちにきくと、あなたのキャラクターがあるなら大丈夫だよーと答えてくれる。
言わせたみたいでごめんね、といいながら絶対褒めてくれる言葉は嬉しい。
こんなもんじゃないはず。
家族の形が変わらずこの年齢まできたわたしには、もっともっと身を切るような別れもこの先わたしには待っているはずだ。
それでも、今の楽しさがあって随分昔にくらべると私は幸せものだと思う。
この職場に来る前の、不安定で自分勝手な自分。いまも根本は変わらないし、20代後半からの不安要素は変わらずパートナー見つけられてなくてお金もないけど好きな人や好きなものはどんどん増えてる。
目先の寂しさに殺されず、それを大事にして、自分も大事にして新しい仕事も年齢も重ねていけますように。
初夏と金玉
7月に入ると毎年不安定に拍車がかかる。
きっともうすぐ歳をとるから。
これでよし!わしの人生上等じゃいい!といいながらも長雨の鬱陶しさと持ち前の自意識過剰がフルスロットル。
なかなか諦められない結婚についてまた人に噛み付いてた。
ほんとに高校生の時から何百回も同じようなことゆうとるんじゃないだろうか。
学生の頃は恋人ができないことについてうじうじしてた。中途半端な個性で眉毛がない女子高生に彼氏ができるわけなかろうよ。
ありのままを受け入れてくれる人がいいよ、と言ってもらうがそれをしてると草も生えない。というか私の人見知りが発生してなかなかそこまで辿り着かない。
良く思ってくれて誘ってくれる人とはゆっくりとした会話にならない。
ゆっくりと落ち着いて話せないことを原因に生理的に無理になってしまう。
あと、持ち物や散髪の頻度からその人が買い物をする人か否か?を考える職業病が身に付いてしまい、持ち物服装で男性の心構えを勝手に妄想してしまう嫌な癖がついた。
自分も身なりにお金を掛けれる人間ではないから余計に性格がわるい。
やーやーいいながらも、婚活頑張って結婚相手まで辿り着いた友達は
●半年会ってみないと人格、本性はわからない
●とりあえず5回食事しろ
とアドバイスをくれるが、この数年3回の食事で振られるか、生理的な無理が来るかのどちらかだ。
今の自分を良く思ってくれる人を受け入れきれないとゆうことは、今の自分をちゃんと受け入れきれてないとゆうことにもなるか、私が未熟だとゆうことなんだろなとも思う。
生理的に無理になる。
となりにいるのも嫌になる。
こちらの意思が伝わってないのに、正面でにこにこされていると怖くなる。
何回か前の夏、3回くらいデートしてくれた男の子はお付き合いすることなかったけど、ふいに
「みんなでグループラインしてるときに、ポアされるぞ!ていったでしょ?
あれ見て、頭の回転が速い人なんだなーて 思ったんだよー」てハニカミながら教えてくれた。
なんだよ不謹慎の極みやん。
そんなんで気に入ってくれる人もいるんだ。
それは嬉しかったけど、彼がデートにしてきた骸骨が二つ並んだベルトバックルが金玉の比喩にしか見えなくなったり、色々我慢ができなくなり会うのをやめた。
このまま結婚や彼氏やうだうだしていたから、結婚詐欺が新興宗教へ入信するんだろうなーと29歳から腹を括っていたけど、
お金も根性もないし、身近に家族友人いてくれるし、漫画面白いし、自分が目立つのが好きだから疑いなき信仰心は持てそうにないな。
あんしんあんしん。
ひとり酔った帰りに食べるアイスは美味い。愛。
ぼーっとしとる
1週間くらい前からあつい。
転職する意向は無難に上司から上司へ話をつなげてもらい、希望の日には辞めることになった。
期待してた有給はぜんぶすっぱりまとめてもらえることはなさそうだが、合間合間で休みながら8月半ばまで勤務をする。
どこかで東京いきたいなーとも思うし、両親との旅行、しばらく続く研修期間には手取りも減るし置いとかないとなーとゆうもやもやでなにかしやり落としの多い日々。
あと、自分の見えないところで顔がみえない話が広がり、なおかつ人に任せるしかないのが歯がゆい。なぜ私は下っ端なのか。
決めたいことを決めれなくてぼーっとしてしまう。よくない。
この間はステキな双子さかもツインが大阪にきてくれて愉快な仲間で不思議な大阪観光して楽しかった。
天王寺のラブホテル街をぶらぶらしながら写真めっちゃ撮ったけど、昭和レトロ建築として価値がすごい。素敵。
有識者がアポ取って、チェックアウト後入れ替えの時間みたいな時にラブホテル内見会とかイベント企画してくれないかな。
あと、今週職場のメンズがデータくれるっていうからエアドロップいじってて、自分のアイフォン名「うまなみ」にしてるのがメンズに見られてしまった。
普段使わずオフにしているのに気付かなくて無意識だったんだ。なんでうまなみなんてつけたんかな。
うまなみって下ネタかな。うまなみって下ネタ以外の意味があったかな。メンズ笑ってたな。
なんかあついからよくわかんないや。
ラブホテル街なんか散策するからかな。
ラブホテルのこと考えすぎかな。
こちとら数年はいってないわ!ボケ!